医療食を作る仕事

医療食


栄養士の仕事の大枠といえば「食事・栄養に関する仕事」になります。
健康を保つための食事はもちろんのこと、病気や障がいを持った方が
食と向き合いストレスのない毎日を送ることを目指す仕事です。

この中で今一番注目されているのは「医療食」に関するカテゴリです。
福祉や介護の現場でも、毎日の食事が大変だという声が挙げられています。

「流動食ではなく咀嚼できる力を取り戻してあげたい」「野菜の煮物をミキサーにかけずに食べたい」
「もう少しとろみがある食べ物だったら食べられる」などという声もあります。

このほかには、糖尿病や腎臓病などでカロリー制限や・ナトリウム制限というような食事制限が
ある方たちの食事も「バリエーションが欲しい・美味しい物が食べたい」というような声があります。

一人一人の症状や状態に応じた食事作りを行ったり指導をしていくことも栄養士・管理栄養士の仕事ですが、
末端の施設の現状では、時間が足りない等の理由で100%個人に寄り添った食事が
できないということも挙げられるようです。

そこで医療食の中でも特に主流になりつつあるのが、市販の介護食です。

介護食

食品加工技術の向上で素材の形をそのままにして口の中で咀嚼せずとも食べられるまでに加工したものや、
高カロリー食、1食分が400~500kcalに調整されたおかずのみの宅配食など様々な分野で
ニーズが高まっています。
利用者の状態にあわせて、栄養士では賄い切れない個人個人へのニーズを補うことで、
より利用者一人ひとりに密着した食事を提供することが可能になります。

実はこの医療食を作る企業に努める社員の大半が栄養士・管理栄養士の資格を持つ方なのだそうです。
資格を活かしながら商品企画や開発に力を入れている方がほとんどです。

これまでの実務経験で培ってきたノウハウが商品開発に反映されているので、
ニーズが高まったのでしょうね。

確かに、介護施設や病院で働いて来た栄養士の方ならば、実際に現場を見ているため
どういった医療職や介護食を作ったら喜ばれるか、というのを熟知しているはずです。

更にデータだけではなく、実際に咀嚼する力が弱い人などの状態をたくさん見てきていますので、
より現場に則した観点から企画・開発を行うことが可能です。

この仕事は利用者の顔こそ見られませんし、直接触れ合う機会もないですが、
たくさんの方の希望を叶えてあげることができる素敵なお仕事です。

栄養士・管理栄養士として培ってきた豊富な経験をアピールしたいという方にはお勧めです。

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